
雨や土のめぐみに感謝、とよく言われる
程度にもよるかもしれないが
私たちが生きていくのに、お日さまも、雨も
大切なめぐみである
この大地に家を建て、衣食住が成せるのも
土があるからである
身体が潤うのは、水があるからだ
便利なことが多い世の中で
自然のありがたみに触れる機会が
もっぱら少ないのではないかと思う
便利になればなるほど、もっとこうなれば…
人は欲がでるのである
ややもすると
自分の都合に合わせて
様々な面で条件が整うことが
当たり前に思って仕舞うのかも知れない
昨日は日本選手権の最終日
円盤投に出場
この日は、ほぼ一日、空から雨が落ちてきた
ちょうど競技が始まるころ、雨は強くなった
私は雨は風情があってすきである
しかし、競技のときは別の話である
円盤投の競技特性から、投げ出すときに使う
指や手が濡れてしまうことで
摩擦が生まれない
タイミングが全て狂うのである
気にかかるところが増えると
パフォーマンスの集中が半減したりしても
残念であるが、仕方がないとしかいえない
選手は皆苦戦した
しかし、この自然現象のなかでもいくつか方法はある
あとは工夫である
投げる直前までタオルなどで手を覆い
雨で濡れないようにしたり
直前まで傘をさしたりと
とにかく、いつものルーティーンは通用しないので
ひたすら自然と向き合うしかない
向き合うのである
私は、いや、選手は皆向き合った
自然との調和がとれたときに
自分と向き合い集中することができる
私はそう感じた
雨は、喜びの雨か
不満の雨か
心を、闘志をつめたく冷ましてしまう雨か
自分の向け方一つと想う
私は雨に感謝した
私を迎え入れてくれたスタジアムに感謝した
そうしないと
自分ひとりだけのための競技になるから
それでは
感動など、なにもない
スタジアムの声援に感謝した
また一つ、強くさせてもらった
ありがとう